火災保険はどこで買うのがいいの?

マイホームを購入する場合はきちんとした補償のある火災保険に加入したいもの。加入する選択肢としては不動産屋、銀行、保険代理店などがありますがどこがいいのか、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

不動産屋・銀行・保険代理店のメリット・デメリット

火災保険に加入する場合は保険会社の直販サイトから加入する以外では、不動産会社や銀行、専業の保険代理店などから申し込むことができます。特に家を購入する場合は契約時に不動産会社や銀行経由でというケースが多いでしょう。

勧められるままに火災保険に加入してみたものの本当にそれでよかったかどうか不安になることもあるかもしれません。そこで加入先によってどのような違いがあるかを整理してみました。

不動産会社経由で加入するケース

マイホーム購入する際には最も近い関係にあるため不動産会社から勧められた火災保険に加入するケースは多いと考えられます。不動産会社経由で加入した場合のメリットは有利な保険料で加入できる点が挙げられます。

不動産会社によって割引率は変わるものの団体割引が適用されて保険料が安く加入できるのです。また住宅の販売エリアによって不要な特約を外すなど地域を熟知しているからこそできる提案を受けられるのもメリットです。

デメリットとしては契約できる火災保険のプランや保険会社が限られてしまうことです。商品のバリエーションが少ないので、何社かのプランから最もよいものを探すといったことができません。

銀行経由で加入するケース

マイホームを購入する場合の大部分は銀行の住宅ローンを組むことになりますが、銀行側ではローン契約の条件として火災保険の加入を求めてくるため、保険の代理店も兼ねる銀行から加入するケースも多くあります。

銀行経由の場合も銀行独自の団体割引の適用により有利な保険料で加入できることがメリットです。また10年一括契約扱いにしながら住宅ローンに火災保険料を組み込むことで月々の支払いにできるなど融通が効きます。

デメリットは不動産会社と同じで、銀行が提携している保険会社の商品しか用意していないため、数多くのプランや保険会社からは選べないことです。

保険代理店から加入するケース

不動産会社も銀行も火災保険の代理店の一つとして考えられますが、ここでは専業で保険の販売のみを行っているパターンとして考えます。その場合団体割引は無くても代理店独自の割引制度が利用できることがあるのがメリットです。

また不動産会社や銀行と大きく異なる点は商品のバリエーションが豊富なこと。商品知識もあり、乗合の代理店であれば複数の保険会社のさまざまなプランから最も自分に合った火災保険を選ぶことができます。

デメリットとしては不動産会社や銀行の時と違って他の契約と同時に進めることはできず、火災保険の契約のためだけに保険代理店まで出向かなければならないため手続きに手間がかかることです。

まとめ

火災保険を加入するための方法は複数あります。割引が適用されたり、商品を選べないなどの制限がある、手続きの違いなどそれぞれメリット・デメリットがありますが最終的に重要になるのは自分に合った保険かどうかです。

どこから火災保険に加入しても、すべてお任せ状態で何も考えずにいると不要な補償や特約が付帯されていても気がつきません。しっかり中身を確かめて、納得がいく補償内容になっていればどこで加入しても問題はありません。