「地震で室内の壁面が剥がれてしまいました」
このページでは、地震による家屋の損壊の実例を紹介します。我が国は地震大国とも言えるほど、全国どこでも地震による大きな被害が発生しています。地震による被害は他人事ではありません。
火災保険の地震にかんする事例
- 種類:地震
- 築年数:2年
- 所在地:兵庫県
- 建物の構造:コンクリート
- 補償額合計:267,500円
兵庫県にお住いのK江さん。ある日発生した地震により、マンション室内の壁面などに剥がれ等の破損が…。建物の補償として267,500円を受けることができました。
地震について
日本は地震大国と呼ばれるほど、多くの地震が発生しています。日本は4枚のプレートの境界に位置しており、その岩盤に大きなひずみが蓄えられるために多くの地震が発生するのです。
地震が起こると、建物倒壊、土砂崩れ、液状化現象などの被害が起こります。また、火災が発生する可能性も高く、広範囲の火災延焼を引き起こすこともあります。
東日本大震災では、津波の被害も甚大でした。広範囲、かつ深刻な被害をもたらすのが、地震という災害なのです。
火災保険は、火災だけでなく、落雷や雪災、雹災など多くの自然災害が補償の対象となりますが、地震による損害は補償されません。地震に対する損害の補償を受けたい場合には、火災保険とは別途、地震保険に加入する必要があります。
保険会社によっては、「地震火災費用特約」などの特約で地震補償を受けられるものもあります。また、地震保険はそれ単独で加入することができないため、火災保険と一緒に入らなければなりません。
火災保険と地震保険の違い
火災保険は、地震や噴火を除いた多くの自然災害による損害を補償しますが、火災や津波による被害でも地震が原因だった場合には補償対象外となります。
火災保険で地震による災害までカバーするには、莫大なお金が必要となるため、例え保険料を2倍に増やしても足りないのです。そこで、地震に対する補償がほしいという声に応えて誕生したのが地震保険で、火災保険の付帯契約で加入することができます。
火災保険は保険会社ごとに補償内容や保険料を決めていますが、地震保険は保険会社だけの担保力では足りないため、政府との共同事業です。つまり、地震保険の半分は国の運営ということになります。
編集部より
日本に住んでいる以上、地震による被害に備えることは非常に大切なことです。しかし、火災保険では地震による被害は補償の対象外。特約として別途加入する必要があります。
地震保険は必ずしも加入しなければならないものではありませんが、地震のリスクが高い地域に住む方を始め、必要性を感じる人は加入を検討しておきましょう。自分のリスクに合った保険を選び、必要なものに加入することが保険選びの基本です。