JA共済/火災共済

火災保険はないと困るが補償は必要最低限でコンパクトなのがよい、あるいは新社会人でまだ経済的に余裕が無い人もいるでしょう。そうしたニーズに応えてくれるのがこれからご紹介するJA共済の「火災共済」です。

JA共済_火災共済_キャプチャ
引用元:JA共済公式HP
(https://www.ja-kyosai.or.jp/words/ka/1551.html)

JA共済の火災保険「火災共済」の口コミ評判

「継続時にしっかり説明してもらえて安心です」

先輩がJAに勤務していることがきっかけでJA共済の火災共済に加入しています。お付き合いのつもりで積立型ではなく1年掛け捨てのタイプにしましたが、何事もなく毎年継続してかなりの年数になりました。

現在、先輩は異動になり別の方が担当してくださっているのですが親切な対応で助かっています。わざわざ電話や訪問で更新時期のお知らせをくれたり、継続する際には契約内容についてしっかり説明していただけるので安心です。

「落雷で壊れた家電を買い直すことができました」

落雷を受けて家電類が一気に故障してしまったことがありました。DVDプレーヤー、エアコン、テレビなど買い直すとかなりの金額になってしまうなと思っていた時に、JAで家財保険に入っていることを思い出しました。

連絡をすると1時間後には来てくれて、故障した家電の写真を撮影して帰りました。正直保険金がおりるのか不安でしたが、数日後に提示されたのは新しく家電を買い直すのに十分な金額。親切な対応と補償に満足です。

「はじめての保険に地震保証も付けて安心です」

私が結婚した時に、主人が実家の隣にすでに家を建てており、家具や家電などを購入したため保険に加入することにしました。JA共済の方を以前から知っておりJAの口座もあったため火災保険もJAでということになりました。

その時まで保険というものに入っていなかったのですが地震はいつ起きるかわからないので地震被害の保障も追加することにしました。できれば災害には遭遇しない方がありがたいですがこれで安心して生活ができます。

JA共済の火災保険「火災共済」の特徴

JA共済とは、全国共済農業協同組合連合会の保険を担う部門として共済事業を行っています。「共済」は相互扶助を基本理念としており営利を目的としていません。組合員や利用者の安心をサポートする活動をしています。

JA共済では生保、損保両方を取り扱っているため○○共済とつく商品は20種類以上あります。住まいに関する共済は「火災共済」を基本に建物を保証する「むてきプラス」と家財を保証する「My家財プラス」があります。

おすすめポイント1・必要最低限の保証に絞ったわかりやすい構成

JA共済の「火災共済」は掛金の負担をできるだけ軽減できるように保証内容を必要最低限に絞っており何種類ものプランは用意していません。共済金額は建物と動産(家財)を合わせて最高6,000万円まで加入することが可能です。

保証がコンパクトな分、地震・火山の噴火などによる損害や風災、水災などの自然災害は保証対象外としています。シンプルでわかりすさに重点を置いていて保証の厚さを希望する人には別商品を用意しています。

おすすめポイント2・新価特約の追加により補償範囲を拡大可能

保証内容を必要最低限にしているJA共済の「火災共済」では、保証は時価額までが限度となってます。劣化して価値が下がった分は引かれるため建物を再構築したり家財再購入のための不足分は自己負担になります。

そのため再取得価額(再構築・再購入に必要な費用)まで補償範囲を広げるために新価特約を用意。これを付加することで損害を受けた場合にも、持ち出し費用が発生することなく共済金のみで元通りに戻すことができます。

おすすめポイント3・費用共済金を使って臨時発生の費用をカバー

災害に遭った場合は災害そのものの損害だけでなく、一時的にかかる費用もかなり発生します。特に火災などで住居を失ったりすると当面の生活をどうするか、残存物を片づけたり処分するのにも費用がかかってしてしまいます。

「火災共済」ではそのための費用共済金が受けられるようになっています。共済金額の一定割合分が当てられ、地震、火山の噴火または爆発などで発生した火災で建物が半焼以上で臨時に発生する費用が補償されます。

JA共済の火災保険「火災共済」の補償内容

火災共済の基本補償は火災、落雷、破裂・爆発、建物の外部からの物体の落下、飛来、衝突など、水濡れ、盗難による損傷・汚損、騒擾その他暴力・破壊行為です。家財の保障は建物とは別に動産を対象に別途契約が必要です。

プランのバリエーションはなく火災共済金の他に、失火見舞費用共済金、残存物とりかたづけ費用共済金、特別費用共済金、損害防止費用共済金、地震費用共済金などの費用補償も受けられ、希望により特約を追加します。

JA共済の火災保険「火災共済」の特約(オプション)

新価特約

時価額までの建物の補償を再取得価額(再構築・再購入に必要な費用まで)範囲を広げて補償

臨時費用担保特約

時的な移転費用や仮住まいの費用など臨時費用を火災共済金の30%まで補償(1事故1建物につき250万円まで)

自動継続特約

継続の手続きをすることなく1年後の共済期間満了時に同一内容で9回に限り(10年間)自動継続

編集部より

JA共済は相互扶助を目的としているため掛金が少なくても一定の補償が受けられる火災共済に加入できるのがメリットです。必要最低限ではありますが火災保険として十分な補償があるかというと疑問が残ります。

そのためJA共済では「火災共済」とは別に地震やケガにも備えることができる、むてきプラス「建物」やむてきプラス「家財」など補償範囲を広げた商品も用意しています。物足りなさを感じる場合は検討してもよいでしょう。