保険料を安く抑えるコツとは?
火災保険はさまざまなリスクに備えるために必要ですが、補償を厚くすれば当然のように保険料も高くなり安いプランで我慢することも。そこで納得のいく補償内容で保険料をできるだけ安くするコツについて紹介します。
安さではなく「自分に合った補償かどうか」が重要
単に保険料を安くするだけならそれほど難しいことはありません。できるだけ補償を削り落として薄い内容にすれば確実に安くなります。しかしそれではリスクに備えるという目的を失ってしまい本末転倒です。
そうならないためには自分にとってどうしても外せない補償、必要としない補償をピックアップしておくことが大切。火災保険の補償項目はどの会社の保険もそれほど大きな差はありませんので、項目出しをしていくと整理できます。
次にこれから入ろうと検討している火災保険の補償内容が自分の必要とする補償を満たしているか、また不要な補償が含まれていないかをチェックします。つまりその保険が自分に合っているかを判断するということです。
もちろんすべての火災保険がぴったり自分の希望に合致するとは限りません。ある保険は保険料が安く必要な補償が1つ欠けているが不要な補償はまったく無い、別の保険は必要な補償はすべて含まれるが不要な補償も多く保険料が高いといった具合です。
この場合は欠けている補償内容の重要度にもよりますが、無駄がなく保険料も安いという点では前者を選択するべきでしょう。難しそうですが慣れると火災保険の比較ポイントが見えてくるので意外と簡単にできます。
保険商品の特性や制度を理解して保険料を節約
火災保険は補償内容が商品によってそれほど変わらないためどれも同じに見えますが、実はプランの柔軟性や割引制度などの違いにより保険料に影響する部分があります。
プランの柔軟性
補償の厚さを強調している保険商品にありがちなのがプランが少ないことです。1種類のみのものもありますし、プランを選べても違いは水災の有無のみなどほとんど補償内容が変わらない場合は柔軟性が低いと言えます。
柔軟性が低いと不要な補償を含んでしまう可能性が高くなり保険料が節約できません。逆にプランのバリエーションが豊富だったり、基本補償を軽くしてそこに必要な補償を追加していける保険商品は無駄がなくなり保険料を安くできます。
割引制度の利用
火災保険の割引制度というとよくあるのが長期契約割引です。契約期間を1年ではなく5年以上に設定することで保険料を安くすることができます。注意したいのはこれを利用すると縛りがあるため乗り換えがしにくくなることです。
最近はこの他にもさまざまな割引制度が設けられるようになりました。ノンスモーカー割引やオール電化割引、ホームセキュリティ割引など契約期間の途中からでも適用されるものがありますのでチェックしてみましょう。
編集部からひとこと
保険料をできるだけ安くするためのコツは「自分にあった保険を選ぶ」ということです。単に補償を削っていくのではなく無駄を削るという考え方が重要で、そのためには自分にとって外せない補償を把握しておくことです。
その上でプランに柔軟性のある保険商品を選びます。与えられたプランに従うというよりは自由にプランをカスタマイズして組み立てられるものがおすすめです。補償内容に納得できるので高いと感じなくなるはずです。