火災保険でエアコンは保証してくれるの?
このページでは、エアコンが故障してしまった場合や、落雷や風災、突発的な事故によって壊れてしまった場合に火災保険が使えるのかをご説明します。自然災害は予防すれば必ずしも避けられるものではないので、いざという時に知っておくと便利ですよ。
エアコンの故障には火災保険が使える可能性がある
自宅のエアコンが壊れてしまった場合、あなたはどうしますか? エアコンは決して安いものではないので、また大きな出費が必要だと落胆する人も多いのではないでしょうか。
しかし、気を落とす前に、火災保険を確認してみましょう。実は、エアコンの故障はその原因によっては火災保険で補償されることもあるのです。
火災保険の種類を確認
火災保険には、「建物」のみを補償するタイプと「家財」のみを補償するタイプそしてその両方を補償するタイプがあります。まずは、自分がどのタイプに入っているのかを確認しましょう。
エアコンは、一見、家財と思われるかもしれませんが、実は建物に直接取り付けられているものと認識されるため、建物として扱われます。ですから、建物を補償する火災保険に加入しているかどうかを確認しましょう。ただし、賃貸住宅の入居者のエアコンは家財の補償となりますので、注意してくださいね。
どんな場合に補償対象となるの?
たとえ、「建物」を補償するタイプの火災保険に入っていたとしても、エアコンの故障全てが火災保険で補償されるわけではありません。例えば、10年以上という長きに渡ってエアコンを使用していて、古くなってから故障した場合には補償の対象にはなりませんし、契約で免責金額(事故が起きた時に自己負担する金額)を設定している場合にその範囲内であっても支払われません。
そのケースごとに適用されるのかどうかの判断は専門家などに相談するなどして確認する必要がありますが、ここでは、適用される可能性が高い事故例をいくつかご紹介します。
火災保険が適用される可能性のあるエアコンの事故例は?
- 落雷によって過電流での故障。
- 台風によって室外機が飛ばされたり、倒れた場合。
- 強風によって飛んできたものが室外機に直撃し破損した場合。
- 子どもが投げたボールがぶつかるなど突発的な事故によって室外機が破損した場合。
- 室外機が盗まれた場合。
ここで書いたように、エアコンの補償では、室外機も対象内となります。室外機は、特に屋外に設置されているため、落雷や風災など自然災害によって破壊されることも多く、適用されるケースが多いといえます。
また、エアコンの故障原因で最も多いと言われる「水漏れ」も、エアコンの排水ホースが突然詰まったという場合には適用内となるため、確認してみましょう。
編集部からひとこと
エアコンの故障や事故でも、火災保険が適用される場合があります。エアコンの買い替えや修理などでかかる急な出費は痛いものです。
そんな「ちょっと困った」時に火災保険を有効的に活用するためにも、持ち家なのか賃貸なのか、室外機はどこに設置してあるのか、など、それぞれの住居スタイルにあった保険を選ぶことが大切です。自分にあった保険を選ぶことで、あなたの生活もより快適になるのです。