「水道を留め忘れてしまい、1階の住人宅に損害が…」
このページでは、火災保険における損害賠償についてご紹介します。水道を閉め忘れてしまったがために、階下に水漏れ被害を起こしてしまった場合、火災保険で対応可能なのでしょうか?万が一の時のためにも、損害賠償についても覚えておきましょう。
火災保険の損害賠償にかんする事例
- 種類:地震
- 築年数:29年
- 所在地:兵庫県
- 建物の構造:コンクリート造
- 補償額合計:166,980円
兵庫県に住まいのK川さん。ある日、水道の留め忘れにより、1階の住人宅の天井に損害を与えてしまいました。
115,817円の補償額を受け取ることができました。
個人賠償責任保険とは?
個人賠償責任保険は、身近な事故を補償する保険です。例えば、人にケガをさせてしまった場合やものを壊してしまった場合などがそれに当たります。
保険の特約とセットに
個人賠償責任保険は、それ単独で入ることはできず、火災保険だけでなく、いろいろな保険の特約としてセットされています。さらに、クレジットカードのオプションとしてついていたり、家族それぞれの補償についていたりと重複している可能性もあるため、加入を検討する時はほかに入っていないかを改めて確認しましょう。
補償されるのはどんな事故?
個人賠償責任保険では、以下のような事故が補償されます。
- 水の留め忘れなどでマンションの下の階の部屋を水浸しにしてしまった。
- 散歩中に、飼い犬が他人に飛びついてケガをさせてしまった。
- 自転車で走行中、人の足を引いてケガをさせてしまった。
- 買い物の最中にカバンを商品にぶつけて壊してしまった。
ただし、仕事中に起こった事故や家族へのケガや家族のものを壊してしまった場合、故意のケンカによってケガさせてしまった場合などには補償されませんので注意しましょう。
編集部より
個人賠償責任保険は、年間で千円を超える程度の金額で入れる場合が多く、その割に活用度の高い補償です。単独では加入できないため、火災保険や自動車保険などに特約としてセットすることになりますが、そのために補償が重複してしまう可能性もあります。
加入前に、改めて重複していないか確認しましょう。そして、保険選びの際には、自分の生活スタイルに合ったものを選び、様々なリスクに備えましょう。